はじめに
「Dropsって、気づいたら終わってるんだけど……」
「深夜配信を“ながら視聴”する時間も気力もない」––そんな経験、ありませんか?
Twitch Dropsは指定チャンネルを一定時間視聴するだけでゲーム内アイテムを受け取れる公式キャンペーンですが、
- 開催期間が短い/告知が急
- 時差の影響で日本時間だと深夜~早朝に偏りがち
- そもそも視聴中はPCやスマホを占有される
といった事情から、忙しい社会人ゲーマーや学生ほど取り逃しやすいのが現実です。
本記事では、そんな「視聴義務」という壁を取り払うオープンソースツール TwitchDropsMiner を導入し、
放置で100%近いドロップ報酬を受け取る方法をステップ形式で解説します。
安全性と Twitch 利用規約のグレーゾーン
この記事で紹介している TwitchDropsMiner は「配信を視聴したフリをして Drops 条件を満たす」仕組みです。便利な反面、Twitch の公式スタンスは “許可していない” ことをまず押さえておきましょう。
公式ポリシーは「人工的な視聴を禁止」
- Fake Engagement(人工的な視聴・フォロー水増し) は “チャンネル統計を 3rd-party ツールで水増しする行為” と定義され、明確に禁止されています(help.twitch.tv)。
- Twitch の最新 Terms of Service(2025-04-02 改訂) でも、規約違反行為はアカウント停止を含む措置の対象になると明示(legal.twitch.com)。
- 実際に「自動化アカウント」と見なされて即時無期限サスペンドされた事例も報告されています(Reddit 事例)(reddit.com)。
TwitchDropsMinerとは?
ツール概要
TwitchDropsMiner は Python 製のオープンソースアプリで、対象チャンネルの配信を実際に再生することなく―いわば“裏で視聴したことにして”―Twitch Drops の視聴時間を自動加算し、報酬を自動的に受け取ってくれる自動化ツールです。チャンネルがオフラインになれば即座に別の対象チャンネルへ切り替え、ドロップ獲得条件を満たすと自動で〈クレーム〉まで完了します。これにより PC やスマホの画面・通信帯域・時間をほぼ消費せずに Drops をフル回収 できるのが最大の特徴です。(github.com)
主な機能
機能 | 内容 |
---|---|
自動視聴 | 対象キャンペーンとチャンネルを定期スキャンし、最適な配信に “擬似接続” |
自動クレーム | 必要視聴時間を達成すると即座に報酬を取得しインベントリへ反映 |
自動チャンネル切替 | 視聴中チャンネルがオフライン/条件外になったら次の候補へ |
省帯域モード | 映像・音声データを取得しないため通信量ほぼゼロ |
CLI/GUI 両対応 | ターミナル操作とクロスプラットフォーム GUI 版を同梱 |
通知機能 | Discord Webhook 等で完了をプッシュ通知可能 |
スケジュール取得 | 今後のキャンペーン開始・終了時刻をツール内に一覧表示 |
仕組みのざっくり解説
- Twitch API と WebSocket で視聴進捗をポーリング
- 視聴に必要な最低限のリクエストだけ送るため、配信データ本体はダウンロードしない
- 状態管理ファイル(
state.json
)を 1 時間ごとにリロードし、ドロップやキャンペーンの更新を取りこぼさない仕様になっています
メリット
- 完全放置で 100 % 近い獲得率
- 帯域・電力の節約(Raspberry Pi など低電力デバイス常駐も可)
- Windows / macOS / Linux / Docker 対応のクロスプラットフォーム
- MIT ライセンスで商用・改変も自由
デメリット・注意点
- Twitch 利用規約上はグレー:視聴ボット判定のリスクをゼロにはできない
- macOS で CPU 使用率が高くなる報告あり(2025-02-15 Issue #673)(github.com)
- 初回セットアップで Cookie/アクセストークン を手動入力する必要がある(GUI版は不要)
開発体制・更新状況
- 本家リポジトリ:
DevilXD/TwitchDropsMiner
(スター 2k+) - コミュニティ版:
Windows200000/TwitchDropsMiner-updated
が本家より高頻度で自動ビルドを公開(最新ビルド 2025-02-02)(github.com) - Issue / PR が活発で、主要バグは数週以内にパッチが当たることが多い
ポイント
- ダウンロードは基本的にコミュニティの “updated” ビルドが手軽ですが、安定性重視なら本家のリリース版を推奨。
- 自動化は自己責任なので怖い場合は利用しない、もしくは獲得用Twitchアカウントの作成をおすすめします。
導入前の準備【GUI 版】
チェック項目 | 詳細 |
---|---|
対応 OS | – Windows 10/11 (64-bit):ポータブル EXE- macOS 11 (Big Sur) 以降:dmg/zip 形式(Intel & Apple Silicon Universal)- Linux:AppImage(glibc ≥ 2.35 が必要)(github.com) |
依存ソフト | なし。Python や Git は不要 – GUI 版はすべて同梱済みの “単体実行ファイル” |
事前設定 | 1. Twitch アカウントを二段階認証に設定2. Drops 受取設定を ON3. 各ゲームアカウントとのリンクを確認 |
セキュリティ | EXE が PyInstaller 製のため一部 AV が誤検知する場合あり。公式ビルドであることを確認したら “許可” して進める(github.com) |
BAN リスク低減 | 同一アカウントでブラウザ視聴を並行しない/複数起動しない |
インストール手順(所要 5〜10 分)
① ファイルを入手
- GitHub の Releases ページへアクセスし、OS に合った最新 GUI ビルド をダウンロード
- 安定版:
DevilXD/TwitchDropsMiner
のv15.x.x
- 先行更新を試す場合:コミュニティビルド
Windows200000/TwitchDropsMiner-updated
(2025-06-07 の v15.12.0 が最新)(github.com)
- 安定版:
- ZIP なら展開、AppImage は
chmod +x
で実行権付与 - フォルダごと任意の場所(例:
C:\Apps\TDM
)に置く- 場所を移動すると自動起動設定が無効化されるので、確定配置がおすすめ(github.com)
② 初回起動
Twitch Drops Miner.exe
(または.app
,.AppImage
)をダブルクリック- ログイン画面が開くので Twitch ID とパスワードを入力 → 2FA コード を入力
- 成功すると
cookies.jar
が生成され、次回から自動ログインされる(github.com)
- 成功すると
- Twitch から「新しいログイン通知」メールが届く場合あり。IP を確認して問題なければ無視可(github.com)
初期セットアップ(5 分以内)
- キャンペーン自動取得
- ログイン直後に現在有効な Drops キャンペーン一覧が表示される
- 優先ゲームを選択
- Settings ▶ Priority List でほしいタイトルを追加 →
Reload
で再読み込み(github.com)
- Settings ▶ Priority List でほしいタイトルを追加 →
- Mining 開始
- 右上の “▶ Mine” を押すとバックグラウンドで視聴開始。GUI を閉じてもシステムトレイに常駐
- 進捗確認
- Inventory タブでドロップ獲得状況をリアルタイム確認
- 自動起動を有効化(任意)
- Settings ▶ Autostart を ON → 次回 PC 起動時に自動実行(移動した場合は再設定要)(github.com)
ここまでで、“放置するだけ” の環境が完成!
以降は視聴時間のノルマ達成 → ドロップ自動クレーム → 次チャンネルへ自動切替がすべて GUI 内で完結します。


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